火力発電用タービンと原子力発電用タービンの違い
火力発電用タービンと比較すると原子力タービンの主な違いは以下。
・原子力発電は飽和蒸気でタービンを回している。
飽和蒸気で最大350度程度のものを使用している為、蒸気量を増やしている。その為、タービンも復水器も比較的に大きいサイズとなっている。また高圧タービンから排気された上記が湿り蒸気となる為、機器腐食などの懸念から、湿分分離器が設置されている。
飽和蒸気でなければならない理由として、燃料集合体の許容温度があげられる。単位容積あたりの熱出力はボイラの100倍と言われるが、許容温度の制約により飽和蒸気での運転となる。
タービンサイズが大きい事から銅量を増やす事が出来、ラジアルフロー冷却方式が採用されている。
・発電機の極数が4
極数が少ない事も特徴であり、その為回転数が火力用タービンの半分。だが、それによりメリットもあり、遠心力は産まれにくい。直径が1.5倍になるが、回転速度が半分の為だ。
回転数が少ない事により風損が抑えられ、効率が1~2%程上昇する。
磁界と磁束の話
磁界、磁束と聞いて、皆さんはどのような事が頭に浮かびますか?
私は「目に見えない何かしらの力が働いていて、その力の真因が磁界かな~」とか、「磁石から出てる矢印の本数が磁束かな?」なんてぼんやりと考えてしまっています。
今日は電験3種の勉強をしている中でこの部分を読みましたので、忘備録的に内容をアウトプットしていこうと思います。
似たような言葉
磁界と似た言葉として、以下のようなものがあります。
・磁性
・磁気
・磁力
・磁界
・磁界の強さ、、、etc
「そんな細かく分ける必要ある?」と思いませんか?
これらは日常生活において、細かく覚える必要なんて無いですよね。
だからこそ苦しい所ではあると思いますが、まずこれらの単語の意味をそれぞれ区別していきましょう。
まず、磁石に特有の性質を磁性と言い、そのもとになるものを磁気といいます。
そして、磁気によって働く力を磁力といいます。
磁石は両端がN極とS極に分かれていて、それぞれを磁極と言います。
また、磁力が作用している空間を磁界と言い、磁極の強さm【Wb】はN極の磁極の強さを正(+)、S極の磁極の強さを負(-)として表します。
ぶっちゃけ、当たり前と言えば当たり前ですね。
ですが、これらの言葉を理解しているといないとでは資格試験や設計業務などにおいて大きな差となります。
(基礎の最小単位の一つが単語だと言えます。)
私はこういった単語類の理解がとても苦手で、似た漢字(でも意味が全然違う場合)だと意味がごっちゃごちゃになってしまい、気づかない所で大損をかましてしまっています。
特に電験三種などの資格試験においては、繰り返し問題を解くという行為は気が楽なのですが、繰り返し文を読む事に大きなストレスを感じてしまいます。こういう機会に言語のピントを合わせる行為が必要だと感じます。
というわけで久々に更新したブログですが、もう基礎の基礎すぎて内容が無いような形になりました。(汗)
続きは次回以降にしていきたいと思います。
DNBをやっていて思ったこと
最近、自分の脳みそを少しでもレベルアップさせたいと思っていまして、
師匠とパレオの男さんのブログで紹介されているDNBをやっています。
※デュアルNバック課題(通称:DNB)
DNBっていうのは簡単に言うと、画面に順番に表示される”記号”を暗記するゲーム。
↓遊び方の参考画像↓
上記の参考画像のように、次々と記号が表示されては消え・・・を繰り返します。
4つ前の記号の数字、色、形、場所を答えるゲームです。
これは脳の”ワーキングメモリ”を鍛えるには現状最も効率の良い学習の一つだそうです。
レベル1~レベル13まであり、50問正解できれば各レベルがクリアできる。
(ちなみにレベル11以上は神々の領域だと…)
これを地道に続けてきたわけです。
最初はレベル7でつまづき、そこを数日かけて何とかクリアして、
8、9と次々にクリアしてきました。
そしてレベル9をクリアした約二日後、レベル10クリアに成功しました。
(嬉しすぎてベットの上で転がりました(笑))
上記の過程で、”ワーキングメモリが向上した”と言えると思うのですが、
これによって起きた身の回りの変化について書いていきたいと思う。
脳みそがパンクして眠たい!!みたいな状況がなくなった。
昔は仕事の量が多いときに、「これして、これやって、これもやって。。。」と考えていくうちに脳内の容量を軽くオーバーして”眠くなっちまう!!”という事がよくありました。
それがあら不思議、ここ最近まったくそういう事が起きなくなりました。
それに似たエピソードがもう一つあるのですが、私が行っているWin schoolというプログラミングを学ぶスクールに、とある女性がいました。
彼女もプログラミングを学んでおりますが、なかなか難しそうにしており、
理解しがたい問題に直面すると(現実逃避するかのように)こっくんこっくんと
夢の世界に行ってるのを見ました。
「俺も昔はそうやったなー」なんて思いながら、最近は脳みそのキャパオーバーして眠くなるみたいなことは全くなくなりましたね。
よくよく考えたら、「ネット上に存在する情報や、勉強に使うテキストは”同じ人間が作ってる"ものなので、脳みそのキャパが足りなくて理解できないわけがない」んですよ。
同じ人間なのに脳スペックが違うことはもちろんよくありますが、
日頃自分で脳トレしておけば、そういった問題に悩むことはほぼ無くなると
言えると思います。
おまけにワーキングメモリの向上は、メンタル(セルフコントロール能力)にも良い影響を与えるそうで、これはやらない手はないですね!!
書きながら思い出したのですが、この習慣のおかげか最近スピードカードをやってみたら、初挑戦ながら20分で52枚のトランプを50枚暗記できました!!
(こんなん絶対無理だと最初は思ってた...)
記憶力は遺伝子レベルで弱い私ですが、日々のトレーニングが私をそうさせました。
ということで、ワーキングメモリ工場(DNB)は激しくお勧めしたいと思います。
私もレベル11クリアできるように頑張ろう...
そんなこんなで見てくださった方はありがとうございます。
興味がわいた方はおひとつどうぞ~!!
哲学MAPをシュミレーションで解析してみた!!
今回のテーマは、下記2つのうちどちらが効率の良い立ち回りなのか?です!!
①MAP上で一番距離が遠いキャラがいる練習を毎回巻き込み練習するパターン
②距離の総和が最も遠い練習を毎回巻き込み練習するパターン
例えば、最初に”自由”の哲学を選択したとします。
・オフェンス練習 :安芸山(距離20)が一人
・ディフェンス練習:青木(距離12)と桜庭(距離8)の二人
どっち選んだほうがええの?みたいな問題です。
気になったため、Pythonで疑似条件をプログラミングしてシュミレーションしてみました。
結果がこちら!!
②距離の総和が最も遠い練習を毎回巻き込み練習するパターン
・オフェンス練習 :安芸山(距離20)が一人
(・ディフェンス練習:青木(距離12)と桜庭(距離8)の二人を選ぶ方)
が平均して4ターン以上、哲学一致する事がわかりました!
ざっくり言うと、距離の総和が大きい練習場所で、巻き込み練習しとけば効率良いよ!!ってお話です。シュミレーションの条件が見たい人は続きをどうぞ!!
とりあえず今回プログラミングした内容(条件)は下記です。
①MAP上で一番距離が遠いキャラがいる練習を毎回巻き込み練習するプログラミング
・”自由”の哲学を選択したと仮定して、全11キャラに距離のパラメータ設定
例:矢部くん(5,6)、安芸山(22,22) {(x,y)と思ってください}
※主人公(22,22)の位置にいると仮定して、実際の哲学MAPから算出
・全11キャラをランダムに6つの練習場所に格納
・最も距離が遠いキャラを検索し、そのキャラがいる練習場所を選択
(※二人以上いた場合は、人数が多い練習場所の方を選択)
(※体力は消費しない、毎回巻き込み練習とする)
・練習場所にいるキャラはxとyが-1ずつ減る。
・テンション高いキャラは-2ずつ減る。
・全員が(0,0)になるまで上記を繰り返す。
・・・⇒平均34.79ターン!!!
②距離の総和が最も遠い練習を毎回巻き込み練習するパターン
・”自由”の哲学を選択したと仮定して、全11キャラに距離のパラメータ設定
例:矢部くん(5,6)、安芸山(22,22) {(x,y)と思ってください}
※主人公(22,22)の位置にいると仮定
・全11キャラをランダムに6つの練習場所に格納
・6つの練習場所の中で、xとyの総和が最も大きい場所を毎回選択
(体力は消費しない、毎回巻き込み練習とする)
・練習場所にいるキャラはxとyが-1ずつ減る。
・テンション高いキャラは-2ずつ減る。
・全員が(0,0)になるまで上記を繰り返す。
・・・⇒平均30.4ターン!!!
ちょっと説明足らずかもしれないですが、こんな感じ。
Pythonで書いたので、ソースコードほしい方いましたらUPしますよ~。
あと、巻き込み練習じゃないほうのアルゴリズムを加えたシュミレーションも時間があるときにやってみますので、できたらUPします~
(忙しくて時間がないので、見たい方は気長に待っててください)
変電所ノート
変電所概要
今回は下記についてザックリまとめます。
1.電圧の変成 ⇒ 変圧器
2.交直、周波数調整 ⇒ 交直変換設備
3.無効電力の調整 ⇒ 調相設備
4.圧の調整 ⇒ 調相設備
5.電力潮流の制御 ⇒ 開閉設備
6.保護 ⇒ 保護継電器、避雷器
※①と②は飛ばします。
調相設備
力率改善用の調相設備です。(冒頭の②と③)
同期調相器、電力コンデンサ、分路リアクトル、SVCなどがあります。
とりあえず下記表にまとめました。
開閉設備
①遮断器:負荷電流遮断用。主に一時側。
②断路器:負荷電流は遮断できない。充電電流などを遮断。二次側。
③柱上開閉器
特徴
・油入型は使用不可。主にガス型
・事故時の切り離し用
・自動遮断無し
※イメージ図
④真空遮断器
特徴
・遮断性能が高い
・メンテナンスフリー
⑤ガス絶縁開閉器[GIS]
特徴
・6フッ化ガス使用(SF6)
・遮断器、開閉器などを小型収納しているので
据え付け工事時間が短い
・内部事故時の復旧時間は長い
※6フッ化ガスの特徴
・無色、無臭の不燃性ガス
・絶縁能力は高い
・消弧能力は空気の100倍
・空気より重たい
保護継電器
種類を表にすると下記のような感じ
種類 | 事故 |
過電流継電器 | 短絡 |
地絡継電器 | 地絡 |
方向性地絡継電器 | 地絡 |
短絡方向継電器 | 短絡 |
方向性地絡継電器と短絡方向継電器は”方向”という文字が入ってます。
これは決められた方向にだけ作動=外部故障に反応しない という意味。
※動作時限は、変圧器側を長く、配電側が短くなるようにします。
とりあえずこんな感じメモ
発電の種類別メモ
ガスタービン発電
発電ステップは下記
①空気を冷やして圧縮機に入れる
②燃料ガスを追加して燃焼器で燃やす ⇒ ガスを"高温高圧状態にする"
③高温高圧ガスでガスタービンを回す
※概略図
この中で、ガスタービンの排ガスを再利用する仕組みを"コンバインドサイクル"と言います。
コンバインドサイクルの特徴!!
メリット
・熱効率は高い
・起動停止時間が短い
・所内率が小さい
デメリット
・排ガス量が多い
・使用できる燃料が制限される
・外気の影響を受けやすい
その他、いろいろな発電
1.太陽光発電
P型半導体とN型半導体の結合部分に太陽光を当てて、直流を発生させる。
(光電効果)
また、インバータで直流を交流にしたり、蓄電池に充電などをする。
※エネルギー効率は20%以下で低い!!
2.燃料電池
水素と酸素の化学反応時に発生する電流を使用。(直流)
※エネルギー効率は60%~80%程度で高い!!
3.風力発電
風量でプロペラを回すので、運動エネルギー 1/2(mv^2)で計算できる。
また、m=比重*体積なので、m=eAvとあらわせる。
(e:密度、A:表面積、v:流速)
これを代入すると 運動エネルギー 1/2(eAv^3)で速度の3乗に比例する。
また、電力形態は交流である。
※エネルギー効率は40%~80%程度でやや高い!!
4.地熱発電
地下の熱水、湿り蒸気、加熱蒸気を"汽水分離機"で加熱蒸気と湿り蒸気に分離する。
このうち、加熱蒸気はそのまま発電タービンに利用し、湿り蒸気と熱水は
再び過熱してから発電タービンに利用する。
要するに湿り度が低いものは、即タービン。湿り度が高いものは再加熱。
電力形態は交流である。
※エネルギー効率は20%~40%程度で低い!!
5.バイオマス発電
植物の光合成を利用した発電。
CO2を吸収して光合成し、発電後にまたCO2を排出するが、環境に優しい。
実質CO2が増えないので、温暖化対策的な視点では有効です。
※エネルギー効率は25%~35%程度で低い!!
6.その他発電効率(参考)
・水力発電:80%
・火力発電:40%
・原子力発電:30%
ちなみに電力形態は
その他は交流です。
ご参考にどうぞ~